2019年 02月 19日
猪 吊るしてオペ 前半
「今日、暇?」
「・・・暇ではないですけど、今、家に居ます。」
★ひとりで前回の小熊の毛皮があったお山に銃背負って
行こうと想っていたのだが、やみそうにない雨で断念していた★
「シシかかった!止めたんだけど、解体する?」
「あーっ、確か雌かかったてアップしてたやつ、それですか?」
「うん、でも雌かと思ったら、雄だった・・・。」
「わぁ残念・・・雄はもぅ臭いでしょ?!」
「んー・・・わかんない。」
解体練習でどうかな、って事で、行きます!と即答。
先輩も今から山降りるというので、私も準備して先輩宅に向かった。
はこわなにかかった猪。
秩父出張の際、神社で
「明日、帰ったら大きな雌がかかっていますように」とお願いしたそう。
そしたら猪がかかっていた!
ご利益に授かったと御喜びの先輩だったが
雄だった為、残念がっていた。
到着すると、腹出ししていないまま
60kgの雄が吊るされていた。
この状態では、全く臭くないので、もしかしてイケる?と期待するが
基本、この時期の雄は臭いから、人間の食用にするかは
焼いて味見してからにしませんか、と提案した私。
Iさんとこでわな捕獲した、
いただいた猪肉が臭くて臭くてたまらなかった事、
猟師からいただく猪で、臭い肉にあたったことがないので、
すっかり油断し人様にも差し上げて、申し訳なかった事を話すと
先輩も人様に送ったそうで、ヤベェ!!と・・・。
すぐに連絡してお詫びししないとダメですよ、あんな臭いもん
ゴミ送ったみたいなもんです、と私。
今回の雄、解体し、肉を焼いて臭くて食べれないとなれば犬の餌。
猟犬用に全部ください!と私。
ひとまず解体練習兼ねて、内臓だけはニオイも移ってないだろうから
有難くホルモンパーチーして食べよう!
賛成ー!となった。
こちら腹出ししていないので、吊ってやる方法を教えてもらった。
興味津々。
これが必要な道具。
なんか医療器具っぽいのがある!
まず、しっぽを切り取って作業をし易いように。
それから、とりかかる。
ほらこれ、もぅ手術みたい!
「執刀医、IT。★先輩のフルネーム★」と私が言い、
先輩のオペが始まった。
肛門オペ。
先輩がまず、ここをこうする、と教えてくれる。
こうやって切ってく。」
ひえー!
マジ手術です。
猪の糞で、えらいことにならないように
ビニールと結束バンドを使い確りと閉じる処理を終え、
今度は全ての内臓を取り出す。
オペは続く。
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